乳房にしこりがあると言われた方へ
しこりを指摘された時、良性との違いや、ご自身で確認できることをまとめました。

乳房にしこりができる原因は一つではありません。さまざまな要因が複雑に関わっていると考えられます。
【一般的に挙げられる要素】
・ホルモンバランスの変化
・ストレスや疲労
・良性の腫瘍
ここでは、考えられる原因を整理し、ご自身の状況を把握する手助けをします。

乳房の状態は、日によって変化することがあります。
ご自身の状態を把握するために、以下の項目を参考にセルフチェックをしてみましょう。
【セルフチェック】
・しこりの大きさ、硬さ、場所
・しこりの数、形
・触れた時の痛みや圧痛の有無
・皮膚の色の変化やひきつれ
・乳頭からの分泌物の有無
【早めに相談を検討したいサイン】
・しこりが急に大きくなった、または硬くなった
・乳房の形が変わった、または左右非対称になった
・乳頭から血液のような分泌物が出る
・皮膚が赤く腫れている、または熱を持っている
・脇の下のリンパ節が腫れている
・強い痛みがある
上記の項目は、あくまで目安です。少しでも気になることがあれば、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。

質問:しこりがあると言われたのですが、良性の可能性もありますか?
回答: しこりの多くは良性ですが、自己判断は禁物です。専門医による検査で、正確な診断を受けることが大切です。
質問:受診する際、どのような情報を伝えれば良いですか?
回答:しこりに気づいた時期、大きさ、硬さ、痛み、生理周期など、できるだけ詳しく記録しておくと、診察がスムーズに進みます。
スムーズな診察のために、気になる症状や不安な点を整理しておきましょう。
上記の“早めに相談を検討したいサイン”に当てはまる場合は、ためらわずに医療機関を受診してください。
【整理の流れ】
1) いつから、どのような症状があるのかを伝える
2) 過去の病歴や家族歴など、必要な情報を伝える
3) 検査結果について、医師の説明を受ける

乳房のしこりは、多くの女性が経験する症状です。
自己判断せずに、専門医に相談し、適切な診断とアドバイスを受けるようにしましょう。
【今日できること】
・乳房の状態をセルフチェックする
・気になる症状があればメモを取る
・受診する医療機関を探しておく

私は、乳腺外科医を志し、多くの指導医に恵まれ、乳がんの早期発見から高度な治療まで、一線で数多くの患者様に向き合ってまいりました。
当院が大切にしているのは、「納得感のある対話」です。
「気軽に受診して、安心して笑顔で帰れる」乳腺のかかりつけクリニックを目指しています。
どんなに小さな違和感でも、一人で抱え込まずにご相談ください。あなたの健やかな毎日を、私たちが全力でサポートいたします。