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乳がん検診で「要精密検査」と言われた

検診結果に書かれた言葉の意味と、次にどう動けばよいかを整理します。

乳がん検診で「要精密検査」と言われた方へ
医師が解説します
mammaria(マンマリア)神戸 (文 亜也子)
検診の結果票に「要精密検査」と書かれていた——。その一行だけを見ても、何を指摘されたのか、次に何をすればよいのかは分かりません。

このページでは、乳がん検診の結果票に実際に書かれる用語ごとに「その言葉が何を意味するか」「次にどう動けばよいか」を整理しています。

HiNTOは検査や治療を行う医療機関ではありません。

女性の医師・医療スタッフによる無料オンライン相談と、受診先の来院予約の仲介を行っています。

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マンモグラフィの石灰化

石灰化は、乳腺組織にカルシウムが沈着した状態で、マンモグラフィでは白い点として映ります。

石灰化そのものは加齢や良性乳腺疾患、過去の炎症などでも生じるため、指摘されたこと自体がただちに乳がんを意味するわけではありません。

一方で、粒が細かく密集する微細石灰化や、その分布・形状によっては精密検査を勧められることがあります。

結果票に「カテゴリー」の数字が書かれている場合、その数字は精密検査の必要性を判断する目安として使われています。

どの所見でどう判断されたのかは、結果票を読み解かないと分かりません。

くわしくはマンモグラフィで石灰化を指摘された方へをご覧ください。

マンモグラフィの石灰化

高濃度乳房(乳腺濃度が高い)

高濃度乳房は、乳腺濃度が高く、マンモグラフィの画像上で乳腺組織が白く広く写る状態を指します。

デンスブレストとも呼ばれ、病気ではなく体質を表す言葉です。

ただし、マンモグラフィでは乳腺もしこりも白く写るため、乳腺濃度が高いほど所見が隠れやすくなるという特性があります。

そのため、超音波検査を併用するかどうかを含めて、次回以降の検診の受け方を医師と相談することが勧められる場合があります。

「異常」ではなく「見えにくさ」の話であるという点が、他の指摘と大きく異なります。

くわしくは乳腺濃度(高濃度乳房)を指摘された方へをご覧ください。

乳がん検診の「要再検査」

検診異常の通知には「要再検査」と「要精密検査」の2通りの書かれ方があります。

いずれも、検診の画像だけでは判断しきれない所見があったため、あらためて詳しく確認しましょうという意味です。

結果票にカテゴリー3と記載されていることもありますが、カテゴリーはあくまで判定の目安であり、そこから何をするかは担当医の判断によります。

重要なのは、どちらの表記であっても放置せず、期限内に受診先を決めることです。

HiNTOでは、結果票の内容を伺ったうえで、受診できる医療機関のご案内と来院予約の仲介を行っています。

くわしくは乳がん検診で「要再検査」と言われた方へをご覧ください。

検診結果票の確認

超音波の「要経過観察」

要経過観察は、いますぐ詳しい検査が必要な状態ではないものの、変化がないかを定期的に確認しておきましょうという判断です。

「何もしなくてよい」という意味ではありません。

経過観察と言われた場合は、次にいつ、どの検査を受けるのかを確認しておくことが大切です。

間隔が空いてしまったり、受診先が分からなくなったりして、そのままになってしまうケースは少なくありません。

また、経過観察の期間中にしこりや皮膚の変化などの症状が出た場合は、予定を待たずに相談してください。

くわしくは超音波で「要経過観察」と言われた方へをご覧ください。

乳腺エコーの影・のう胞・腫瘤

乳腺エコー(超音波検査)の結果には、影、腫瘤、乳腺のう胞(乳腺嚢胞)といった表現が使われます。

のう胞は内部に液体がたまった袋状のもので、多くは良性と考えられています。

腫瘤は塊として見えるものの総称で、大きさ・形・境界の見え方によって、そのまま経過観察になる場合と、詳しい検査を勧められる場合があります。

このほか、乳管内乳頭腫や乳管拡張症といった、乳管に関わる所見が記載されることもあります。

いずれも名称だけでは良性か悪性かは決まらず、画像所見と合わせた専門医の判断が必要です。

くわしくは乳腺エコーで影があると言われた方へ乳房に水が溜まっていると言われた方へをご覧ください。

乳腺エコー検査

腋の下のリンパ節の腫れ

腋の下(腋窩)のリンパ節の腫れは、検診の超音波検査で指摘されることがあります。

リンパ節は体の免疫にかかわる組織で、感染症や炎症、ワクチン接種のあとなど、乳腺以外の原因でも一時的に腫れることがあります。

そのため、腫れの指摘がそのまま乳がんを意味するわけではありません。

一方で、乳房側の所見と合わせて確認が必要と判断される場合もあり、腫れの大きさや形状によっては詳しい検査を勧められます。

いつから腫れているか、痛みや発熱を伴うか、片側だけかといった情報は、受診時に役立ちます。

くわしくは腋の下のリンパ節が腫れていると言われた方へをご覧ください。

何科に行けばよいか

乳がん検診で所見を指摘された場合、一般的には乳腺外科(乳腺科)が相談先になります。

ただし、地域によっては乳腺外科を掲げる医療機関が少なく、外科・婦人科・内科などで乳腺を診ている場合もあります。

また、指摘された内容によっては、乳腺以外の診療科での確認が適切なこともあります。

「乳腺外科と乳腺内科はどう違うのか」「総合病院とクリニックのどちらに行けばよいのか」といった段階で迷われる方は少なくありません。

HiNTOでは、結果票の内容とお住まいの地域を伺ったうえで、受診先の候補をご案内しています。

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