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母も乳がんだった私が、検診結果を聞いた日の気持ち

「いつかは自分も」そう思って備えていたはずなのに、心は、まったく追いついていませんでした。

母も乳がんだった私が、検診結果を聞いた日の気持ち

母も乳がんだった私が、検診結果を聞いた日の気持ち

「いつかは自分も」そう思って備えていたはずなのに、心は、まったく追いついていませんでした。病院の待合室、名前を呼ばれるまでの数分間が、永遠のように長く感じられたのを覚えています。胸の奥がざわつき、まるで他人事のような、ぼんやりとした不安に包まれていました。

【回答者プロフィール】
古川 瑞穂(ふるかわ みずほ)さん(仮名)(42歳・会社員)
夫と小学生の娘と3人暮らしです。母が乳がんで闘病していたこともあり、定期的に乳がん検診は受けていました。仕事も忙しく、毎日があっという間に過ぎていく中で、どこか「自分は大丈夫だろう」という気持ちもあったかもしれません。

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結果を聞くまでの時間

質問:検診の結果を聞く前は、どんな心境でしたか?

古川さん:母が乳がんだったこともあり、「いつかは自分も」という覚悟のようなものはありました。ただ、いざ検査結果を聞くとなると、やはり不安で押しつぶされそうでした。待合室では、自分の名前が呼ばれるのを今か今かと待ち構えているような、落ち着かない気持ちでした。

質問:結果を聞いた時の状況を覚えていますか?

古川さん:先生から「少し気になる影がある」と言われた時は、頭が真っ白になりました。その後の説明は、ほとんど耳に入ってこなかったように思います。「再検査」という言葉だけが、重く響きました。

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再検査の結果と、心の葛藤

質問:再検査の結果はいかがでしたか?

古川さん:残念ながら、乳がんと診断されました。告知された時は、涙が止まりませんでした。でも、それ以上に「これからどうなるんだろう」という不安でいっぱいでした。娘のこと、夫のこと、仕事のこと……色々なことが頭を駆け巡りました。

質問:診断を受けてから、どんなことを考えましたか?

古川さん:最初は、現実を受け入れられませんでした。「なぜ私が?」という気持ちが強かったです。でも、母が闘病していた姿を見ていたので、自分がすべきことは分かっていました。前向きに治療に取り組むしかない、と。

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日々の小さな変化と、支えになったもの

質問:診断後、生活に変化はありましたか?

古川さん:治療のために、仕事をセーブせざるを得ませんでした。今まで当たり前だったことができなくなるのは、やはり辛かったです。でも、家族や友人、職場の同僚たちが、温かく支えてくれました。特に、同じ病気を経験した友人との会話は、心の支えになりました。

質問:他に、心の支えになったものはありますか?

古川さん:近所の公園を散歩することが、気分転換になりました。木々の緑や鳥のさえずりに触れていると、心が安らぎました。あとは、日記をつけるようにしました。自分の気持ちを言葉にすることで、少しずつ整理できたように思います。

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過去の自分に伝えたいこと

質問:もし、診断を受けた日の自分に声をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか?

古川さん:「大丈夫だよ。あなたは一人じゃない。つらい時は、遠慮なく周りの人に頼ってね。そして、自分の心と体を大切にしてね」と伝えたいです。

【編集部より】
乳がんの診断は、誰にとっても大きな衝撃です。古川さんのように、不安や葛藤を抱えながらも、前向きに治療に取り組んでいる方はたくさんいます。もし、今あなたが同じような状況で悩んでいるなら、一人で抱え込まず、誰かに相談してみてください。話すことで、気持ちが少し楽になるかもしれません。

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